字幕翻訳と実際のセリフが違う理由 動画・インタビューの英語翻訳のルール

字幕翻訳と実際のセリフが違う理由 動画・インタビューの英語翻訳のルール

映画やインタビュー動画を見ていて、英語のセリフと字幕が違うことがあります。「翻訳の間違い?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

正確な情報が必要なときは、その内容に不安を持たれるかもしれません。しかし、この違いは、本来の字幕翻訳のルールに則っていれば自然に起こり得ることなのです。逆に良質の翻訳である証といえるかもしれません。ここでは、翻訳された字幕と実際の英語のセリフが違ってくる理由を解説します。

翻訳のルールもお伝えしていますので、翻訳を依頼する前にぜひ理解を深めておきましょう。

映画やインタビュー動画で字幕翻訳と実際の英語のセリフが違う理由とは?

クエスチョンマークを指さす手

字幕翻訳とセリフが違ってくる理由を見ていきましょう。

文字数制限(映像のカットや尺に合わせる)

1秒間に読める文字数は4文字といわれ、人が聞ける量と読める量(文字数)には大きな差があります。圧倒的に聞ける量のほうが多いです。

そのため、同じ動画時間内で同じ内容(情報)を理解するには、読む文字数を調整しなければなりません。つまり、セリフの長さに合わせて、字幕の文字は短めに「意訳」されるのです。

読み手の認識度や文化背景を尊重した意訳

映画やインタビュー動画などのオリジナル版は、その言語を母国語とする国で知られているケースや文化背景を伴うことがあります。そのまま訳しても、意味が通じないことがあるのです。

その場合、読み手にわかるように字幕翻訳言語の国に馴染みのある「人」、「モノ」、「コト」に置き換えて、オリジナル版の意図やメッセージが表現されます。例えば、会話やインタビューの中で例に出す有名人や引用、ジョークなどでよく見られるでしょう。

断片ではなくストーリーの反映を重視

日本語と英語では文章の構造が異なります。英語の会話のペースや間によっては、日本語にしたときに不自然になるケースも少なくありません。このような場合、日本人に理解しやすい文章に編集されます。字幕翻訳はその一場面だけでなく、話の流れや全体のストーリーがオリジナル版と一致するように調整されるのです。

フォアクロスでは、日本語や英語をはじめ、多言語の高品質な字幕翻訳を提供いたします。

字幕翻訳を依頼する前に知っておきたい英語翻訳のルール

チェックリスト

字幕と実際のセリフが違うのは、字幕翻訳のルールに則っているからともいえるでしょう。ここでは、英語の翻訳ルールをいくつかご紹介します。翻訳を外注依頼される前にぜひ知っておいていただきたい事項です。

1秒間に4文字、1行あたり13文字前後

日本語の字幕の場合、動画1秒に対して4文字以内にまとめる必要があります。また、画面に表示できる字幕の行数は2行まで、1行あたり13文字前後です。

動画の尺に合わせて、どう短くすればこれらの制限内で意味を正確に表現できるかを考えなければなりません。なお、英語字幕の場合は1秒間に10アルファベットです。

チェック時にも短くすることを意識

ある程度できあがった翻訳をチェックして編集しようとすると、文字数が長くなってしまうことも少なくありません。チェックや編集の際も、できるだけ短い文章で表現することを意識して行います。

文化やトレンドの違いを考慮する

原語を忠実に翻訳しても、翻訳を読む人が理解できなければ意味がありません。例えば、英語のジョークの中には、日本人にとってどうしてそれが笑いにつながるのか、理解できないものもたくさんあります。

双方の文化や社会情勢など文化や歴史の背景とともに、新しいトレンドもキャッチアップして翻訳に反映させます。

ストーリーを重視

ある場面の字幕とセリフが異なったとしても、最終的なストーリーや理解の一致を重視することが大切です。

フォアクロスでは、高い信頼と豊富な実績を持つ翻訳者が高品質の字幕翻訳を提供します。字幕翻訳はぜひフォアクロスへご依頼ください。

字幕翻訳とセリフの違いはあり得る!フォアクロスで高品質な翻訳を実現

映画やインタビュー動画で字幕とセリフが違っていても、翻訳ミスではないことをご理解いただけたでしょうか。翻訳ルールを踏まえれば、字幕とセリフが完全に一致しているほうが未熟な翻訳といえるかもしれません。翻訳ルールを理解することで、字幕のできあがりを見たときの判断や満足度も違ってきそうです。

字幕翻訳にお困りでしたら、フォアクロスへご相談ください。

動画・インタビューの映像に字幕翻訳をつけるならフォアクロスへ

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